赤ちゃんが生後約1ヶ月で迎える「お宮参り」。
赤ちゃんの健やかな成長を願う行事として広く知られていますが、そもそもの始まりはそんな単純なものではありません。
- お宮参りの由来
- お宮参りのお参りマナー
- お宮参りのお祝いについて
大きくこの3つに分け、順番にお宮参りマナーを見ていきましょう。
赤ちゃんの健やかな成長を願う「お宮参り」
お宮参りの由来
お宮参りは、「赤ちゃんの健やかな成長を願う」お祝い事です。
もともとお宮参りは、「氏神様に”氏子入り”を認めてもらう」ことを目的とした行事でした。
氏子入りを認めてもらうというのは、イコール「その地域の一員として認められたという意味」です。
また、出産した母親の忌明け(お産による不浄の期間の終わり)の儀式という側面も持っていたそうです。
お宮参りには、本来このような意味があったんです。
現在では単純に”成長祝いの1つ”のような感覚で祝われていますが、その始まりを知っておくとまた違った感覚でお祝いが出来ますね。
赤ちゃんの服装「祝い着」
お宮参り当日は、赤ちゃんに「祝い着」を着せてあげるのが正式な祝い方となります。赤ちゃん用の晴れ着ですね。
最近では「出産祝い」としてお宮参りの祝い着を贈る場合も多いみたい。
ちなみに、祝い着は実家から贈るのが習わしです。
値段はそこそこしますが、レンタルの祝い着もあるので検討してみてはいかがでしょう?
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お宮参りのお参りマナー
お宮参りの時期は?
お参りの時期は地域によって変わってきますが、一般的にはこの時期が正式だと考えられています。
- 男の子・・・生後31・32日目
- 女の子・・・生後32・33日目
男の子と女の子で違うんですね。
実際多くの場合は、この日を目安に都合によって前後することになります。無理してこだわる必要はありません。
”生後2カ月より前”くらいを目安に考えておけば大丈夫。
お祓いのお礼「初穂料」
お宮参りでは、神社で「お祓い」と「祝詞の奏上」を受けます。
その際には神社へのお礼である「初穂料」を準備しましょう。
古い時代、採れたお米や農作物を神様に捧げ、日々の感謝やお祈りをしたことが由来
神社が金額を指定している場合もありますが、大体相場は5,000円くらいです。
表書きの下には赤ちゃんの名前を書きます。
- 水引・・・蝶結び
- 表書き・・・御初穂料
お宮参りのお祝いは必要?
お宮参りのお祝いは、一般的にしないケースがほとんどです。
どうしても贈りたい場合は、「身内は1万円」「その他知人は5,000円」を目安としましょう。
- 水引・・・蝶結び
- 表書き・・・お宮参り御祝、御祝