披露宴における「媒酌人」の役割と心得

結婚式 媒酌人

あなたは、結婚式における「媒酌人」の役割を知ってますか?仲人と混同している人も多いかと思います。

媒酌人の主な役割は、結婚式中の新郎新婦のサポート。ここではそんな媒酌人の具体的な役割とその心得をまとめます。

親しい友人の結婚式で任されたなら、一通り目を通しておくと良いと思いますよ!

「仲人」と「媒酌人」の違いは?

結婚式 媒酌人

仲人」と「媒酌人」は役割が似ているのでよく混同されます。どちらも、新郎新婦両家の間を取り持ち、サポートをする人のことなのでちょっと紛らわしいんです。

結論を言うと、媒酌人の役割は「結婚式当日のサポート」にあります。”式当日のみ”というのがポイントです。

一方仲人は、最初の縁談から結婚式まで長期にわたってサポートする人の事を指します。

ちなみに最近は、結婚相談所のスタッフさんが仲人の役割を担うことも少なくありません。結婚が決まった二人がお願いすることから「頼まれ仲人」とも呼ばれます。

仲人と媒酌人
  • 仲人・・・縁談から結婚式まで両家の仲を取り持ちサポート
  • 媒酌人・・・結婚式当日のみサポート

媒酌人としての心得

結婚式 媒酌人

媒酌人の大きな役割はこの2つ。

  • 新郎新婦のお世話
  • 結婚の証人

招待された「親戚」や「友人」というよりは、結婚式主催者側の人間として行動するのが媒酌人のあるべき姿です。

結婚式はあくまで新郎新婦主催のイベントですが、やはり当日くらい心置きなく楽しんでもらいたいですよね。精神的、肉体的に負担のかかることはできるだけサポートしてあげてください。

媒酌人の式場入り時間は?

媒酌人の式場入りは、最低でも30分前に到着するようにしておきましょう。できれば40分~1時間くらい余裕を持っておくと良いと思います。

式場に到着したら、新郎新婦と両家に挨拶をしておきます。挙式が始まったら”立会人”として参列しましょう。

立会人

立会人は、結婚を誓う2人を証人として見届ける役割。

披露宴での媒酌人の役割

結婚式 媒酌人

儀式的に進行していく結婚式前半は立会人として参列する媒酌人ですが、披露宴に入るといよいよサポートが始まります。

代表的な役割をまとめます。

披露宴での媒酌人の動き
  • 披露宴前に招待客に挨拶
  • 入場の際は入り口で招待客の出迎え
  • 新郎新婦に付き添い入場
  • 開宴の挨拶、スピーチ
  • 新郎新婦に付き添いサポート
  • 招待客の見送り etc

ご覧の通り、媒酌人は完全に主催者側の人間だということです。なかなか大変な役割なんですよ。

基本的には、「あいさつ・スピーチ」「新郎新婦のサポート」が大きな役割となります。

1.披露宴の「開宴あいさつ」と「スピーチ」

まず最初に行うのが「披露宴開始の挨拶」です。ここでは無事に儀式的な挙式を終え、これから披露宴に入る旨を招待客に伝えます。開宴の挨拶は、新郎でも新婦でもなく、媒酌人の役割なんです。

結婚式の流れ

「結婚式」=「挙式」+「披露宴」

軽い挨拶が終わったら、その流れでスピーチに入ります。主なスピーチの内容は新郎新婦の紹介。これも事前に軽く調査しておく必要がありますね。

  • 新郎新婦のプロフィール
  • 二人の馴れ初め etc

開宴の挨拶やスピーチは、しっかりとまとめて準備しておきましょう。正直これが一番大事なところだと思います。絶対に外せないポイントです。

2.新郎新婦のサポート

あとはひたすら新郎新婦のサポートです。披露宴中は常に新郎新婦の脇に座って待機しておきましょう。

最近は媒酌人を立てないケースも増えてきましたが、外面などいろいろな要因から任されることがあります。

仲人・媒酌人と新郎新婦の関係は、結婚式が終わった後も長く続くことになるので、引き受けたからには常識のある立ち振る舞いを心がけたいです。