「愛する人へ思いを込めて・・・」
「お世話になった人へ感謝を込めて・・・」
人生において贈り物は、相手への愛情や感謝の気持ちを伝えるのにとても有効なものです。
人から贈り物をされて、嫌がる人なんて普通はいないでしょう。
でも、実際は扱いに困惑されたり、そのシーンに相応しくなかったりすることも無きにしもあらず・・・。
時として、常識知らずと恥をかくこともあるかも知れません。
特に儀礼的な要素を含む「ギフト」の選び方には常識やマナーも重要で、その辺りが選択自由度の高い「プレゼント」との違いとも言えるでしょう。
失敗しないギフト選びの第一歩として、プレゼントとギフトの違いを整理しましょう。
プレゼントとギフトの違いとは
「プレゼント」と「ギフト」は英語が元で、何れも「贈り物」の意味がありますがニュアンスが少し異なります。
日本での使われ方
日本では家族や恋人、友人など親しい間柄に渡すのがプレゼント、お中元やお歳暮、お祝いやお返しなど社会的慣例なものギフトと呼ぶことが多いです。
- プレゼント・・・親しい人への誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなど。
- ギフト・・・お中元(サマーギフト)やお歳暮(ウィンターギフト)、結婚祝いや出産祝い、内祝いなど。
プレゼントの場合は、基本相手の欲するものであれば何を選んでも良いでしょう。時として、思い出に残るサプライズ的なものもありですね。
言葉のコミュニケーションも大切ですが、特別な日にはプレゼントを添えて気持ちを表現すると距離も一気に縮まります。
ギフトの場合は、社会的な常識も無視出来ません。もちろん相手の嗜好に合わせて選択するのは好ましい事ですが、時と場所に応じた選び方をする必要があります。
貰った相手を困惑させない為にも、最低限のマナーも知っておく必要がありますね。
例え儀礼的であったとしても、やはり気持ちのこもった贈り物は嬉しいものです。
その為にも、贈り手のセンスも求められます。日頃お世話になっている方へのギフトは、今後の交際にも役立つことでしょう。
またお店側からは、プレゼントであっても、贈り物自体を総称してギフトと表現する場合が多いです。例えば、
- プレゼントに添えるメッセージカード⇒ギフトカード
- プレゼントのラッピング⇒ギフトラッピング
デパートやスーパーなどでは、季節ごとに最適な贈り物がギフトコーナーに並びます。
英語のPresentとGiftの使い分け
日本と同じように、親しい間柄の人に私的に贈るものが「Present」、組織やビジネスシーンなどで贈られるものには「Gift」が使われます。
ただし、英単語の「Gift」は目上から下へ贈られるという側面もあり、同じ誕生日プレゼントでも、親から子へと贈られる場合などは「Gift」が使われます。
また、日本では「プレゼントする」という動詞としても表現されますが、英語の場合の「Present」は動詞としては、「授与する」と言ったフォーマルな表現になります。動詞としては「Give」の方が、より自然な「贈る」になるでしょう。
「This is my birthday present.」
私からの誕生日プレゼントだよ。
「This is a birthday gift from my family.」
これは私の家族からの誕生日のお祝いです。