今年1年お世話になった人に「お歳暮」を贈ろうと思っているあなた。
しかしそのお歳暮、安易に贈ってしまっても大丈夫でしょうか?
というのも、お歳暮には「数年間に渡り贈る物(毎年贈る物)」という側面があるので、一度贈ると一定期間贈り続ける必要がでてくるんですよ。
もちろん無理して贈り続ける必要はないんですが、今年1回だけ贈ろうと思っている時はもっと良い方法があるので紹介しますね。これは相手に気を遣わせないための贈り物マナーとも言えます。
お歳暮を今回だけ贈るつもりのときの対処法
率直に言ってしまえば、1回だけ贈り物を贈ろうとするときに「お歳暮」や「お中元」という表書きは使いません。
単純に「1年間の感謝の気持ちを伝える贈り物=お歳暮」というイメージが強いのでそうする人が多いんですよね…。これは間違いです!
ただ1回の感謝の気持ちを伝える贈り物には、「御礼」という表書きを使うのがマナーです。
感謝の気持ちを伝える贈り物を贈る際、この1回だけでそれ以降贈るつもりがないなら、時期にかかわらず表書きは「御礼」としておくのが無難ですよ。
1度の感謝を伝える贈り物の表書きは「御礼」
多くの人は「年末の贈り物=お歳暮」「お盆の贈り物=お中元」とお考えかもしれませんが、その時期に贈るものが全てそうなるわけではありません。
特にこの2つは、”付き合いがある限り贈り続けるもの”というイメージが強いので、受け手に「今年貰ったから来年からは自分たちからも贈った方が良いのかな…」と気を遣わせてしまいます。
贈り手としては、たった1度の感謝の「御礼」を伝えたいだけですよね?
贈り方によっては相手に気を遣わせてしまうこともあるということを理解しておきましょう。
表書きはどんな意図で贈るのかを明確に
表書きはどんな意図で贈られたのかを表すものなので、それをちゃんと相手に伝わるような贈り方をする必要があるわけですね。これが相手に気を遣わせないことにもつながります。
これはお歳暮やお中元に限らず、様々なギフトシーンに言えること。これらの多くは「日頃の感謝」と「末永いお付き合い」をお願いするためのものであり、単に1回だけ感謝を伝えたい時はここまでする必要はないんです。
安易にお歳暮やお中元と銘打って、誤解を招かれないように注意しましょう。