赤ちゃんに食事の真似事をさせる儀式「お食い初め(おくいぞめ)」。
一生に一度しかない貴重な行事ですから、家族そろって盛大にお祝いしましょう!
「お食い初め」とは?
お食い初めは、「赤ちゃんが一生食べ物に困りませんように…」「健やかに成長しますように…」と願いを込めて行うお祝い事。赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をする、日本に伝わる伝統的な儀式ですね。
男の子と女の子で時期が異なり、それぞれ下記のいずれかの時期に行います。
- 男の子・・・生後110日目、120日目、130日目
- 女の子・・・生後100日目、110日目
ちょうど生後3~4ヶ月後の離乳食に切り替わる時期が目安。きっちりと守る必要はありませんが、大体生後100日前後を目安にしておきましょう。
お食い初めのお膳はこれ!
最近は簡単な食事やオードブルで済ませることが多いんですが、本来の正式なお膳はこちらになります。
- 赤飯
- すまし汁
- 三菜(お頭付きの焼き魚・香の物・煮しめ)
- 歯固め石1~3個
- 祝い箸
「赤飯」「すまし汁」「尾頭付きの鯛」は祝い膳としては定番の食べ物ですね。
歯固め石
歯固め石には「石のように丈夫な歯が生えますように…」という願いが込められています。
使う石に特別な決まりはありません。例えばこんなとこから入手できます。
- お宮参りの際にいただく
- 神社の敷地内から借りてくる
- ネットショップで購入
- 河原で拾ってくる
歯固め石に祝い箸を”ちょん”と当てて、願いを込めながらその箸を赤ちゃんの歯茎に当ててあげましょう。
男の子と女の子で食器が違う?
正式なお食い初めには、「家紋入りの漆器」を使います。戸籍上の家の紋を入れるんですが、母方の実家が用意するのが習わし。
最近では家紋入りの食器を使うことは少ないですね…。
実は、男の子と女の子で器の色が異なります。
- 男の子・・・朱塗りの器
- 女の子・・・外側が黒塗り、内側が朱塗りの器
何も知らないと逆を選んでしまいがちなので注意しておきましょう。
お食い初めのお膳をまとめて準備
お食い初めのお膳が自分で準備出来ない場合は、「お食い初めセット」が役立ちます。
銀座割烹「里仙」
ここではお食い初めに使うものが全て揃います。「祝い膳」「歯固め石」「祝い箸」「食器」…。ここまでセットで準備出来るお店はそうそうないんですよ。
- 祝い膳セット
- お食い初め食器セット
- 祝い膳+食器セット
食器が家にある場合は、祝い膳のみの注文も出来ます。食器は男の子か女の子かによって違うので注意してください。
お食い初めの鯛は、最後に”鯛飯”にして食べるのが定番。レシピも一緒についているので美味しくいただいちゃってくださいね。
博多久松「お食い初めセット」
1kg以上(約40㎝)もある国産真鯛が特徴的。すでに焼いてあるので調理も不要です。
盛り付け済みなので、手間なく済ませたい人におすすめだと思います。